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村山康文
フォトジャーナリスト
1968年兵庫県生まれ。主にベトナムの社会問題をカメラとペンで追いかけ、弱者を守る立場からエイズ・戦争・人権・差別などをテーマに各地で写真展や講演会を開いている。
京都在住。

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昨夜の取材
昨夜、雨が降りしきる中、大阪まで取材に出かけた。

久しぶりの日本での取材。

あまり会いたくない人が中にいるせいもあり、少し憂鬱な気分で。

昼から降りだした雨も憂鬱な気分に背中を後押しした。


ぼくの会いたくない人は、約2年前に行なわれた野宿者の行政代執行に参加していた人。

昨夜、会うことは無かった。

なぜ会いたくないかと言うと、2年間もの間、ぼくは姿を見せなかったから。

確かに忙しかったせいもある。

引越し、ベトナム、結婚など、理由をあげればきりがない。

しかし、それは言い訳にしか過ぎない。

大手のメディアがよくする「やり逃げ」でしかならない。

それがわかっているから、昨夜は憂鬱だった。


昨夜のデモ行進が始まるまでに幾人かと支援者たち、野宿者たちにお会いし、話が出来た。

気になっていた幾人かの野宿者の情報を聞いた。

「Aさんは元気ですか?」
「引越ししてある場所にいるよ」

「Bさんは?」
「ムショから出てきた」

「Cさんはどうしてます?」
「もう縁を切ったよ」

「Dさんは?」
「捕まっちまったよ」

「Eさんは?」
「入院してる・・・」


2年も会わなければ、人間はいろいろな人生を歩く。


その話の後、派遣の仕事をしている野宿支援者の彼(おそらく30代半ば)は、こんなことを話した。

「不景気になり、『派遣切り』が多くなったこのご時世、20代、30代の野宿者もかなり出てきている。年末に、とある大手メディアの記者がテント村に来て、『若いホームレスがどこにいらっしゃるかご存知ないですか?』と聞くんだよ。『お前あほか?』と怒ってやったよ」

「・・・・・・」

「生きるか死ぬかで葛藤している若者探して、『ほれ、こいつがそうだ』と報道する。温かい部屋でテレビ見ている連中に『こいつが若い野宿者です』って報道する。ムカツいたな」

「追い返してやってください。そんな記者」

ぼくはその言葉に怒りを込め、吐いた。

しかし、彼にそれ以上のことを聞くことも出来ず、改めて話をすることも出来ず、その場を辞した。


悲しかった。

同業者の大手の連中がやることを「現場」で聞けば聞くほど、大手メディアを信じられなくなってくる。

東京派遣村(この言葉はぼくは好きじゃない)から少しの光を見出した人たち、頑張りましょう! そして、まだ光を見出せていない人、ゆっくりあせらず腰をすえて生きましょう。応援してます。

なぜなら、ぼくはホームレスをしていた時代があり、戦ってきたから。


-----

以下は昨日の集会、デモ行進の写真。

f0164224_9272586.jpg

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by yasumu43jp | 2009-01-23 09:28 | 最新記事
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