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村山康文
フォトジャーナリスト
1968年兵庫県生まれ。主にベトナムの社会問題をカメラとペンで追いかけ、弱者を守る立場からエイズ・戦争・人権・差別などをテーマに各地で写真展や講演会を開いている。
京都在住。

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昨日のWeb新聞「JanJan」TOP記事(内容)
「エイズ差別や偏見をなくそう 関西の若者たち動く」    村山康文

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公開アンケートの「学校でもっと詳しくHIVや性感染症について教えるべきである」に印をつける女子高校生。

 11月29日、大阪市北区にあるイベント・スペース「アート・カクテル」で「レッドリボンフェスタ ~シェイク・ハンズ・ウィズ・・・~」と題したイベントが行なわれた。関西の若者たちが、HIV/AIDSの予防啓発活動を活発化させようと開いた。すでに活動を行なっている団体が、少しでも関心を持つ若者や市民と出会い、つながることを目的としている。

 会場内に出来たメイン・ステージでは、大阪府立松原高校の学生によるエイズを伝える演劇や大学生と「当事者(HIV陽性)」の対談などがあり、多くの来場者は関心を寄せた。また、関西で活動する若者たちによるブース出展や展示の随所に、HIV/AIDSに対する差別や偏見をなくそうとする動きが見られた。

 「レッドリボン(赤いリボン)」とは、ヨーロッパで古くから伝承される風習で、病気や事故で人生をまっとうできなかった人びとへの追悼の気持ちを表したものだ。「あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズとともに生きる人々を差別しない」という意味合いを持つ。

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HIVを伝える演劇をする大阪府立松原高校「るるく」の学生たち。

 1980年代末にアメリカでエイズが社会問題になった際、音楽や演劇で活躍するアーティストたちもエイズで倒れ、死んでいった。そうした仲間たちに対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人たちへの理解と支援の意思を示すためレッドリボンをシンボルとした運動が始まる。その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、国連合同エイズ計画(UNAIDS)のシンボルマークにも採用された。

 12月1日は「世界エイズデー」。世界的レベルでのエイズ蔓延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図ることを目的として、世界保健機関(WHO)が88年に定め、96年にUNAIDSが活動を継承した。

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「HIV検査に行こう!」と啓発活動に力を注ぐ立命館大学国際関係研究科の井上阿紀子さん(23)。(写真中央)「このような場があり、嬉しいです。やりがいがあります」と話す。

 今回、イベントにバンドで参加した森光貞文さん(24)は、「今年初めてのイベント。かしこまったものかと思いましたが、おしゃれで入りやすく、安心して演奏ができ、楽しめました。来年も再来年もこのようなイベントは続いてほしいし、もっと広がって欲しいです」と話した。

 イベントを企画したひとり、関西セクシャルヘルス・ユースネットワークに属し、関西でピア活動を行う大阪人間科学大学のサークルHOPEの代表、上木卓磨さん(21)は、「関西でHIVなどセクシャルヘルスの予防啓発活動をする団体は非常に少ないと感じます。今回、一番驚いたのが、関心を持って来てくれた若者が多かったこと。これからもっと横のつながりを強め、今後もこのような活動を続けたい」と話した。

 2007年末現在、全世界でHIVに感染している人は3,320万人(UNAIDS発表)といわれている。日本は、厚生労働省エイズ動向委員会によると、国内におけるHIV(エイズウイルス)感染者は、累計で1万人を超えたと11月19日に発表。厚労省は、「新規感染のペースが右肩上がりで増えているのは、先進諸国では特に日本が目立っており、啓発が遅れている」と警戒している。

 今の日本の若者たちに必要とされているもののひとつに、HIV/AIDSをはじめとするセクシャルヘルス全般の「正しい知識」が挙げられるのではないだろうか。これは、また、大人たちに課された使命のひとつでもある。

関連サイト:
・API-Net エイズ予防情報ネット
http://api-net.jfap.or.jp/
・HIV検査・相談マップ
http://www.hivkensa.com/index.html
・全国保健所長会>全国保健所一覧
http://www.phcd.jp/HClist/HClist-top.html


【JanJan】
http://www.news.janjan.jp/living/0812/0811292500/1.php


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8割の人が「自分がHIV感染していても恋人には伝えない」 (RBB Today)
http://www.rbbtoday.com/news/20081201/56111.html

 情報サイト「生活向上WEB」では、“世界エイズデー”に向けた「HIV・エイズに関する意識調査」を行った。HIVに感染したことを恋人には言えない人が8割という驚きの結果が出た。
 
 12月1日は、WHO(世界保健機関)がエイズの蔓延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図る目的で定めた“世界エイズデー”。これに合わせ、クリニカル・トライアルが運営する「生活向上WEB」では、11月21日から25日にかけて18歳以上の男女2,361名に対しアンケート調査を行った。この調査によると、「自分がHIV感染していたら恋人に伝える」と回答したのは全体の21%。さらに、「自分だけは大丈夫」とおよそ8割の人がHIV/エイズ検査すらしたことがないという実態が明らかに。また、「性行為を行う場合はコンドームを装着する/装着させる」としたのは39%、「恋人・パートナーとHIVについて話し合う」と答えたのはわずか14%にとどまった。
 
 厚生労働省のエイズ動向委員会によると、2008年7月~9月に報告があったHIVの新規感染者は294人で、3カ月ベースでは過去最多。HIV感染が増えているのは先進国では日本だけと言われている現状の中、日本人のHIV/エイズに関する意識はまだまだ低く、他人事というような感覚がいまだ強いといえる調査結果となった。この機会に、あなたの大事な家族や愛する恋人・パートナーと、HIV/エイズについて話し合ってみてはいかが?
by yasumu43jp | 2008-12-02 02:10 | 最新記事
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